日本から海外へどのようにお寿司は広がっていったのでしょう。

お寿司の歴史は中国から渡ってきた「なれ寿司」が日本の中で独自の発展を遂げて、現在の日本の寿司になったわけですが、この日本の寿司、今では世界でもヘルシーでローカロリーな日本食として人気のある食べ物です。海外で最初に日本の寿司が広まり人気を高めたのはアメリカです。日本人がニューヨークに初めてお寿司のお店を出したのは1975年です。当時は材料も日本のようには揃わず、お米がだいたい日本のものと大きく違います。私が初めて1980年代に海外旅行に行った時も海外で食べるお米はやはり美味しくありませんでした。国内でも1994年に経験した米不足の時に国内産のお米が入手しづらくなり海外のお米を食べました。当時はずいぶん「カルフォルニア米」の品質が日本米に近くなってきていたと言われていましたが、やはりあまり美味しくはありませんでした。まして1975年といえば日本米に近い味のお米はなかなか入手出来なかったことでしょう。当初はお米の違いだけでなく、生の魚を食べる習慣のないアメリカ人は生食に抵抗がある人も多く、山葵の辛さはほかの香辛料とは違う鼻に抜ける辛さですからなかなかなじめません。それに加えて食べたときに口にひっつく海苔の感触をアメリカ人は嫌いました。そんな中で海苔をご飯の中に巻き込み、アボガドなどを使った「カルフォルニアロール」なるものが生まれ、逆輸入で日本にも入ってきたのです。従来のお寿司に関しても試行錯誤を繰り返されたのでしょう、アメリカでは1970年代後半から寿司を含めた日本食ブームが始まったのですから。今では海のないアリゾナ州にまで寿司屋があるのですから驚いてしまいますよね。

日本に入ってきた様々な食べ物が日本独自の発展を遂げてきたように「寿司」が「Sushi」になり世界各国でカルフォルニアロールのようにその国独自の変化を遂げています。アメリカ火付け役となった海外の寿司ブームですがとくにヨーロッパでは寿司の人気が高いそうです。海外の寿司事情は日本とよく似てきており、何万円もする高級店から回転寿司もあります。またデリバリーも日本より事細かなメニューでお手軽に注文出来るのですから驚きです。また、海外できちんとしたお寿司を握れる職人さんのお給料はかなり高いそうで、日本へもたくさんの人が寿司職人になるための勉強をしに来ておられます。

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