家庭で作るお寿司の種類や作り方をご紹介しましょう。

お寿司を食べに行くのもいいですが、昔からお寿司は家庭でもお祝い事などがあるとよく作られていた食べ物です。家で作るお寿司の種類は「散らし寿司・ばら寿司・混ぜ寿司」「巻き寿司」「いなり寿司」「手巻き寿司」といったところでしょうか。散らし寿司達に関してはなにがどうならこの呼び名といった明確な違いがないようなので、ここでは「散らし寿司」とひとまとめにしておきます。散らし寿司は三月三日の桃の節句に作る家庭も多いでしょう。大人数が集まるときなど取り分ければよいので数が決まっている稲荷寿司や巻き寿司よりも融通が利く利点もあります。散らし寿司にはおおむね二種類に分けられます。一つは様々な具を煮たものを酢飯に混ぜ、上には錦糸卵や海苔などを散らす素朴な散らし寿司です。もう一つは上に生の刺身や焼き穴子などを彩りよく並べる豪華な散らし寿司です。この上にたくさんお具材がのる散らし寿司を「吹き寄せちらし」と呼ぶそうですが、お店で食べる散らし寿司はこのタイプがほとんどなのでメニューでもわざわざ「吹き寄せ」と書いてあるところはあまりないようですね。一般的な作り方としては、根菜(にんじん・レンコン・ゴボウ)や椎茸などと一緒に甘辛く煮付けて、酢飯に混ぜれば良いので豪華な割には簡単にできます。ちりめんじゃこや干した小エビを酢で締めたものを混ぜ込んだり、胡麻や芥子のみを混ぜ込んだりしても美味しいものです。

巻き簀で巻く海苔巻きも家庭で作る代業的なお寿司でしょう。これは巻き簀の上に焼き海苔を置き、酢飯を薄く乗せ、太巻きは高野豆腐や干瓢を煮たものや胡瓜や卵焼きなどを細く切って巻いたものです。細巻きの場合は胡瓜だけであったりお新香だけだったりします。最近は金太郎飴のように、細巻きや太巻きを組み合わせて切り口がお花やキャラクターに見えるように巻いた「飾り巻き寿司」も人気です。教室や認定試験もあるそうです。

「稲荷寿司」も家庭でよく作られるお寿司ですね。運動会などのお弁当でよく見かけたものです。甘辛く煮付けた油揚げに酢飯を詰めたものですが、酢飯に混ぜる具材は「胡麻」だけであったり、山菜を煮たものだったり、散らし寿司のように五目の具が入るものなど様々です。

最後に最近では一番家庭でよく作られるのがお手軽で簡単で色々な味が楽しめる「手巻き寿司」ではないでしょうか。この家庭で巻き簀を使わない手巻き寿司を食べるようになったのは昭和も後半の頃からのような気がします。お造り各種、胡瓜などの野菜、納豆、ツナマヨ、カニかまなどを大皿に盛って、各自が手巻きサイズの焼き海苔(全景の1/2)に酢飯、辛子、好きな具材を乗せて手で巻いて食べるスタイルは材料を切って、酢飯を作れば良いだけですので、大人数のホームパーティなどにも便利なスタイルですよね。